♥ 今回の震災・原発事故の被害に遭われた皆様に心よりのお見舞いとエールを送ります。また事故現場・現地及び避難先の方々ほかのご無事を願います。

ケヤキ   福島県 HP

※各まとめリンクは関連ページに移動しました。

高濃度汚染焼却灰ほかの話し

 

 昨日、東京都が岩手の瓦礫処理受け入れとの報道があった。総量で11000㌧、先行で11月中に1000㌧受け入れだそうだ。TV Newsでも報じられたが焼却は民間業者、最終処分は東京湾埋め立てとの話。最近、各地で高濃度汚染の焼却灰処分が問題になっている。処分地ほかが決まらず、保管も限界だそうだ。千葉・流山市は職員に特殊勤務手当支給を決めた。ところで詳しく調べてないので気になっている事がある。汚染された瓦礫・汚泥について、焼却時の基準値はどうなっているのだろう。その事に触れた記事を読んだ記憶がないのだけれども、まさか数値が決められてないという事はないのだろうか。焼却時放射性物質は空中に飛散するため、高濃度の汚泥・瓦礫を焼けば当然周囲の空中線量は高くなる。焼却後汚泥ケーキとなって肥料になったり腐葉土に混入される汚泥の処理についても、以前江東区の処分場の入り口付近の線量がとても高い値になった事があったのだが、高濃度の放射性物質を含んだ下水汚泥を焼いたのではと騒がれた。この15日の環境省発表では、福島の主に建設廃材を処理する処分場で14万4千Bq / kg という恐ろしい値を検出。同じ頃東京のどこかの処分場の責任者の話で、処理施設付近の何処かに溜まった、放射性物質を含んだ雨水が焼却で出る油と混ざり、それが焼却時の作業過程で混入したために高い値になったという記事を読んだが、何やらありそうでよくわからない内容であった。もしかしてその基準値がないという事なら、汚染度のひどいものを焼けば当然高濃度汚染のものが発生してしまう訳で、何とも怖い話だ。結局処分していかないとどうしようもないと、国は10万Bq / kg以上の焼却灰もコンクリート固化他の条件を付け埋め立て処分を認めてしまった。先送りしてきた使用済み燃料処分の話しと全く同しで、放射性物質そのものを人は制御する事が出来ないばかりか、引き受ける事さえ何処も嫌なのである。原発さえなければ元々が不可能な事や誰も嫌な事で苦慮する必要もない。

 

最後にさらっと書いておくと、東京都の一日あたりの下水汚泥の総放射能量は約21億5000万Bq、焼却灰の放射能総量が17億6000万Bqだそうだ。

コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。