♥ 今回の震災・原発事故の被害に遭われた皆様に心よりのお見舞いとエールを送ります。また事故現場・現地及び避難先の方々ほかのご無事を願います。

ケヤキ   福島県 HP

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鉢呂さん辞任への報道から

 

  10日に経産相の発言を巡るあれこれを書いたら、直後に辞表提出の報道があった。後任は枝野氏と決まり、中長期的には脱原発と会見で述べていたが再稼動には肯定的な様だ。

 

今回に限らないが、鉢呂さんの辞任に至るまでのメディアの在り様に更なる幻滅を覚えたのは私だけではないだろう。自分の故郷を『死の町』と言われ気分のいい人はいないと思うが、『それどころでないし騒ぎすぎ。どうでもいい話』という様な意見も現地から多く発信されてもいたのだ。

 

辞任決定後からTVでは報道内容が急に客観的な表現になり、明らかにおかしいものであった。それまである程度断定的に伝えていたのが『発言した、とされる問題で・・』で始まったりするのである。(放射能を)『つけた』『うつした』『分けてやるよ』と好き勝手な見出しをうっていたのが急変である。大体、されていると人事のように伝えているが、そうしたのは当のメディア以外の誰もいないのだから、どこまでも視聴者を馬鹿にしていると言われてもしょうがあるまい。誰も聞いていない大臣の言葉を、揃いも揃って国中で報道し、それが大臣交代の一因になってしまうのだから、笑って呆れるしかない様なお話だ。その数日前には、国会もこれからは与野党一致で一刻も早い震災復興への取り組みをと、新しい総理が話していたばかりと言うのにである。

 

朝日新聞が今日検証記事を書いている。大のおとなが言い訳の様な検証記事を書くのなら、初めから裏くらい取れと言いたい。ネット上で記事ほかをシェアする際に、私如きでも事前に内容を検証している。『放射能つけた』発言を最初に報道したフジテレビの記者は現場にいなかったそうだ。誰がどうみてもこの話は捏造である。裏があるのだろうが、気分のよい話でない事だけは間違いない。一体全体、この国は大丈夫なのだろうか。  

 

渡辺嘉美レポート / 古賀氏を使うべき、と進言していた鉢呂前大臣は辞任したが、枝野経産相が本気なら改革派を抜擢し「裏方チーム」つくれ

 

現代ビジネス / ニュースの深層~当事者が初めて語った「放射能失言」の裏側 - エネルギー政策見直し人事が発表寸前

 

田中龍作ジャーナル ~ 鉢呂経産相辞任 記者クラブに言葉狩りされて


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